トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2023/11/07

【徳島】小松島市 kocoloを改修、複合施設新築へ

 小松島市は本港地区の活性化に向けて、小松島みなと交流センターkocoloの改修と、複合施設新築の事業化を目指している。いずれも民間活力導入の可能性を検討しており、12月上旬に開催予定の第2回基本計画検討会議に向けて民間事業者にヒアリング調査し、11月中に意見やアイデアを収集する。事業スキームの定性評価と定量評価の考え方を整理した案を3月上旬に開く第3回有識者会議に諮り、3月定例会後、3月末に基本計画をまとめる。
 基本計画を策定する際、導入機能と施設整備について、kocolo改修は概算整備費などを見直し、複合施設は新規に検討する。民間活力の導入可能性は、kocoloと複合施設いずれも、事業スキーム・事業条件・事業者との対話・評価を新規に検討する。事業手法は公設公営、公設民営のいずれかになる。
 kocoloの改修は、子どもや子育て世代をターゲットとした施設整備を予定。1階はスタッフ事務所やカフェスペースの他、こども(6〜11歳)や乳幼児(0〜2歳)を対象としたプレイコーナーを整備する。2階は3〜6歳を対象としたネット遊具などを設置したプレイコーナーや展望デッキ、ワークショップや多目的ルームを設ける。外構工事で海を望む交流広場を造成する。
 複合施設新築の候補地は、しおかぜ公園(小松島町外開)の周辺とし、みなとまちづくり基本構想をベースに導入機能を検討する。基本構想では、天候や気候に左右されない屋内プールやトレーニングジム、スタジオなどのスポーツ・レクリエーション機能の他、市民の趣味などの多様な目的に対応可能なオープンスペース、集会室の整備を考えている。
 kocoloは、PPP/PFI手法を導入する場合、24〜26年度にアドバイザリー業務、事業者選定、設計〜建物建設を進める。24年度にかけて事業化を検討した後、事業者を募集する計画。
提供:建通新聞社