精密金属加工品や小口径銃弾、プレス機械などを製造・販売する旭精機工業(尾張旭市旭前町新田洞5050ノ1)は、今後3年間の戦略投資に総額26億円を充てる考えを示した。2024年3月期〜27年3月期までの中期経営計画の中で明らかにした。工場の新設や生産体制のDX化、設備機械の導入などに充てる計画。
26億円の大まかな内訳は、DX化や工場・設備の強靱(きょうじん)化など「生産基盤強化」に9億円、工場の新設や設備機械の導入といった「新規設備・効率化」に17億円。既存の工場へどういった設備を導入するか、また新工場の建設地や規模、生産品目などについて、同社は「現時点では未定のため非公表」とした。
今後の事業戦略としては、EV向け製品や新規弾薬などの開発、精密金属加工品の取り扱い領域拡大、医療をはじめとした新規市場の開拓などを挙げた。
発表した中期経営計画では、計画最終年度の27年3月期に売上高165億円、営業利益6・5億円(利益率3・9%)を掲げている。
提供:建通新聞社