県は、県立銚子商業高等学校の長寿命化改修等工事を計画している。工種や校舎に応じた分離発注を検討した上で、早ければ2024年度下半期に一般競争入札を公告し、25年度に着工する。主要な工事については議会案件となる想定だ。基本計画は、21年度にフジプランが手掛けた。また、10月24日には実施設計委託の簡易公募型指名競争入札手続きを開始した。8日まで応募調書資料の提出を受け付け、12月6日と7日に入札書の提出を求め、7日のうちに開札する。委託期間は360日間。
銚子商業高等学校は、銚子市台町1781に所在。
改修の対象は▽管理・普通教室棟=RC造4階建て、延べ床面積4055u、1964年度建築▽特別教室棟=RC造4階建て、延べ床面積4150u、66年度建築▽昇降口棟=RC造3階建て、延べ床面積985u、64年度建築▽訓練棟=RC造4階建て、延べ床面積961u、67年度建築▽情報処理実習棟=RC造4階建て、延べ床面積1214u、87年度建築▽体育館=RC造一部S造3階建て、延べ床面積3033u、91年度建築▽武道場=RC造一部S造2階建て、延べ床面積1051u、90年度建築。
改修内容は、壁・床・天井など内装、外壁など外装、屋上防水、各種設備の老朽化対応や、トイレの洋式化およびドライ化。
さらに、バリアフリーの観点からS造4階建て、延べ床面積約45uの昇降機棟を敷地北側にある特別教室棟に増築。また、屋内型のキュービクルを新設するため、RC造平屋、床面積約45uの電気室棟を建設する。
老朽化したS造平屋、床面積約22・6uの倉庫棟は解体する。
海洋校舎を仮校舎として整備・活用
施工中の仮設校舎として、銚子市長塚町1―1―12にある同校海洋校舎を使用する。これに伴う整備工事を2024年度第1四半期にも一般競争入札で発注し、同年度内に完了させる。
対象校舎は▽管理特別普通教室棟=RC造4階建て、延べ床面積3194u、1983年度建築▽特別普通教室昇降口棟=RC造4階建て、延べ床面積2928u、82年度建築▽実習棟=RC造3階建て、延べ床面積2563u、82年度建築。
工事内容は、パーティションの設置、電気式エアコンの設置、老朽箇所の修繕など。設計は、AKデザインが担当している。