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　内閣府は「２０２３年秋の叙勲・褒章受章者」を発表した。県内からは元県板金工業組合理事長の山根実氏（山根板金工作所代表・鳥取市、76）が、栄えある旭日双光章を受章した。また、黄綬褒章（業務精励）に松谷ポンプ社長の山下竜一氏（鳥取市、58）が選ばれた。発令は３日付。
　山根氏は長年にわたる専門工事業の振興功労が認められた。県板金工業組合の役員として１９９４年に理事、２００９年には理事長に就任。21年まで６期連続して務めあげ、若手職人の育成と業界全体の技術力向上に取り組んだ。県職業能力開発協会の検定員として技能検定にも携わり、22年には職業能力開発関係で厚生労働大臣表彰を受賞した。
　また、県職業能力開発協会や県技能士会連合会、県中小企業団体中央会などの理事も務め、業界の成長、発展に尽力した。
　今回の受章に山根氏は「このような賞をいただき、大変驚いている。今後も建築板金工事業界の発展に力を入れるとともに、次世代の皆さんにも業界をしっかりと前進させてほしい」と語った。
　また、松谷ポンプ社長の山下氏は、長年にわたる消防設備保守業の振興功労が認められた。

日刊建設工業新聞