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　福井県は、坂井市三国町楽円〜下兵庫地係の一級河川兵庫川における基幹河川改修事業について、２０２４年度以降に６７億８３００万円を投入し、２８年度に事業完了する予定。
　このほど開催した県公共事業等評価委員会で示されたもの。社会経済情勢の変化で労務費や機械経費、材料費等の増に伴い全体事業費が５億２０００万円増の１２２億２０００万円となった。
　同事業は１９８９年度に採択され、９０年度に着工された。全体延長６８４０メートルで、内容は築堤護岸工６８４０メートル、橋梁１０橋、堰２基などとなっている。
　２４年度以降は、下流から約６・３キロ〜約６・８キロの区間において、河道掘削および右岸築堤盛土、橋梁の改良工事などを進めていく。
　兵庫川は、一級河川竹田川の支川で、坂井平野の集落間をぬって流れる河川。現況の流下断面が不足していることから、流下能力を８８立方メートル／秒から１３０立方メートル／秒に高めることにより、水害から住民の生命と財産を守る。