豊田自動織機(刈谷市豊田町2ノ1)は、本社・刈谷工場の再編計画に関して、9月から本社ビルと厚生棟の建て替えに着手した。現在、建設地に建つ既存施設を解体・撤去しており、24年2月初旬から新築に着手する予定。
新本社ビルは鉄骨造6階建て、高さ28・75bを想定。厚生棟の規模は明らかにしていない。
建設地は、愛知県刈谷市豊田町3ノ1ノ4他の2万2829平方b。現社屋の南側に位置し、県立刈谷北高校の東グラウンドとして利用されていた。豊田自動織機と愛知県は、今年3月に土地交換に関する契約を締結。刈谷北高校の北側にある本社グラウンドを県へ引き渡すとともに、東グラウンドの土地を取得していた。
工期は25年10月末までとしており、創業100周年を迎える2026年までの完成を目指す考え。本社ビルや厚生棟の建て替えの他、既存の工場の建て替えなども計画しているようだ。現在の本社ビルは、新本社ビルの完成後に解体する見通し。
解体工事の名称は「豊田自動織機 刈谷再編 事務所新築に伴う既設解体・撤去」。更衣室やトイレなどを解体する。施工は竹中工務殿名古屋支店(名古屋市中区)が担当しており、24年1月末に完了する予定。
提供:建通新聞社