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25・26年度施行能力等級
　　　エコアクションの加点廃止など


　佐賀県は、２０２５・２６年度（令和７・８年度）建設業者施行能力等級評定要領を一部改正した。経営事項審査の改正を踏まえて技術等評価点（主観点）の見直しを行い、エコアクション21認証取得に対する加点を廃止。女性の活躍推進・子育て応援・出会い結婚応援の評価内容も一部見直した。要領は２０２４年４月１日から施行し、25・26年度の建設工事入札参加資格決定（等級格付け）から適用する。


　等級格付けは、全国共通の経営事項審査（客観点）と県独自の技術等評価点（主観点）の合計点数に基づいて行っている。25・26年度の等級格付けでは、これまでと同様に土木一式や建築一式など11業種で上位等級が順位制、最下位等級が基準点制となる。工事発注が少なく、登録業者の数の少ない18業種については格付けを行わない登録制を継続する。

　同要領の改正では、エコアクション21の認証・登録および厚生労働大臣から「えるぼし認定」「くるみん認定」を受けている場合の加点について、審査基準改正（23年１月施行）で経営事項審査の加点項目となったため、技術等評価点の加点項目から削除する。

　このため、女性の活躍推進・子育て応援・出会い結婚応援の項目に関しては▽女性の活躍推進佐賀県会議に会員登録し、「女性の管理職比率・数の向上」、「女性が活躍しやすい社内制度の整備や教育の充実」について女性活躍推進宣言を行い、基準日までの２年間において内容を実施した場合▽さが子育て応援宣言事務所として登録し、基準日までの２年間において宣言内容を実施した場合▽出会い結婚応援企業として登録し、基準日までの２年間において研修を受講した場合―にそれぞれ２点加点する。