全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　舞鶴若狭自動車道の舞鶴東ＩＣ〜小浜ＩＣ（福井県域）の４車線化事業に伴う着工式が１０月２９日、高浜町中央体育館で開催された。関係者ら約９０人が参加する中、事業の早期完成と工事の安全を祈った。
　舞鶴東ＩＣ〜小浜ＩＣ間（延長３５・８キロ）のうち、舞鶴東ＩＣ〜大飯高浜ＩＣの約４・１キロ、大飯高浜ＩＣ〜小浜西ＩＣの約１１・４キロ、小浜西ＩＣ〜小浜ＩＣの約７・６キロについては、４車線化事業の許可を得ている。このうち、舞鶴東ＩＣ〜大飯高浜ＩＣ間について、着工する運びとなったもの。
　式典では、主催者の西日本高速道路関西支社の芝村善治代表取締役副社長が「集中豪雨や台風など異常気象による災害時、また降雪時の安定した交通確保の観点から、１日も早い４車線化の完成を目指し、工事の安全を最優先に事業を推進したい」と式辞を述べた。
　来賓の滝波宏文参議院議員は「災害時や事故の際、片側１車線では不用意で、４車線化は重要」と強調。続いて鷲頭美央副知事が「太平洋側で災害が起こった際の代替路、また沿線地域の安全・安心を確保する上で必要不可欠」などと杉本達治知事の祝辞を代読した。
　このほか小浜市の松崎晃治市長、高浜町の野瀬豊町長、近畿地方整備局の見坂茂範局長らも祝辞を述べた。
　その後、鍬入れに続いて、力野豊福井県議会議員の発声で万歳三唱した。
　今回着工する舞鶴東ＩＣ〜大飯高浜ＩＣ間の工事概要は、土工約２・２キロ、トンネル約１・２キロ（三国岳トンネル）、橋梁約０・７キロ（胡麻橋、黒部新橋、関屋第一橋、関屋第二橋、関屋第三橋の５橋）。施工は大林組が担当する。