秋田県専門工事業人材確保協議会の設立総会が10月30日、秋田市中通のホテルメトロポリタン秋田で行われ、会則や今年度の事業計画などを審議・承認した。総会には会員企業のほか、来賓として県議会議員、県産業労働部、建設部、教育庁高校教育課などが出席した。
作業員の高齢化が進み、若手人材の確保や技術・技能の承継が深刻な課題となっているため、企業説明会や仕事体験会の開催、高校へのPR、専門工事業の魅力発信を行うことで若手人材の確保につなげたい考え。
設立時の構成メンバーは専門工事業者計28社(型枠、板金、鉄筋、管、電気、鳶土木、室内装飾、塗装、左官、防水)のほか、協力機関に県産業労働部、建設部、教育庁高校教育課、支援機関に秋田県中小企業団体中央会。
設立総会では、発起人代表の中村純也氏(中村産業)が「県に支援をいただきながら、会員が一致団結して新規高卒者等の採用などに取り組み、業界の発展につなげていこう」とあいさつ。
今年度の事業計画には◇企業説明会・仕事体験会の開催に向けた内容検討 ◇PRパンフレット制作に向けた内容検討 ◇県内高等学校の訪問 ◇研修会の開催(開催時期未定)―などが盛り込まれた。
役員選出では、中村氏を会長、三上博志氏(東北架設工業)と時田祐司氏(時田電機工業)を副会長、伊藤徹氏(富士工務店)を会計、太田博之氏(北勢工業)を理事、松本善和氏(松本業務店)を監事に選任。また、顧問を県議会議員の児玉政明氏(建設委員会委員長)と宇佐見康人氏(産業観光委員会委員長)に委嘱した。
提供:秋田建設工業新聞社