牟岐町は、役場庁舎と海部消防組合の新庁舎を建設するため、基本設計・実施設計・工事監理業務の委託先を公募型プロポーザルで選定する。1次審査は参加申込書を11月6日午後5時までに受け付け、同8日に結果を通知する。2次審査書類(提案書)の提出期限は同17日午後5時。1次・2次の書類はいずれも直接持参となる。同28日にプレゼンテーションを行い候補者を選定、12月1日に結果を通知する。工事監理業務は2025年5月〜26年7月までの14カ月間を予定していることから、それに合わせて施工者を選定する。
今回の業務委託料の上限は1億5900万円。参加資格として、測量・コンサルタント等業者で、延べ床面積2000平方b以上の国か地方公共団体の庁舎、延べ800平方b以上の国か地方公共団体の消防庁舎に関する基本設計・実施設計・工事監理業務の元請履行実績を求める。同一の建築物で基本設計・実施設計・工事監理の全ての履行実績を有する場合でも、建築物がそれぞれ別々で履行実績を有する場合でも参加が可能。基本設計・実施設計は、意匠・構造・電気設備・機械設備・積算の各担当主任技術者の配置が必要。
建設する建物は、役場庁舎、消防庁舎、付属施設の駐輪場など。延べ床面積は役場庁舎が2000〜2500平方b、消防庁舎が800〜1000平方b。構造は鉄筋コンクリート造または鉄骨造、一部木造とする。敷地面積は約1万平方b。基本設計・実施設計の履行期限は25年3月14日。
現在の役場庁舎と消防庁舎は老朽化が進んでおり、漁港に近く津波被害を受けやすい位置にある。今回、現牟岐町役場庁舎(牟岐町中村本村7ノ4)と現海部消防組合消防本部(牟岐町川長新光寺98ノ1)を、牟岐町山田地区へ移転新築する。移転先の山田地区は現庁舎の西約900bに位置し、敷地面積は約1万4000平方b。現在、山林と休耕田が広がる。
提供:建通新聞社