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　日東醸造（碧南市松江町６ノ71）は、欧米への販路拡大に向け、東海農政局の「令和５年度食品産業の輸出向けＨＡＣＣＰ等対応施設整備事業」を活用する。これに伴う融資を基に、本社工場の改修や設備の導入などを実施。２０２４年10月までに、国際規格の取得を目指す。
　同社は現在、アメリカとフランスで２品目を展開。今後、この２カ国での販売を強化する他、28年度にはドイツ、イタリアを加えた４カ国で３品目を展開するために、同事業の活用を決めた。
　具体的な取り組みとしては、今年から本社工場と仕込蔵施設（豊田市）を改修するとともに、充てん機などの設備を導入する他、コンサルタントによる指導に着手。国際規格「ＦＳＳＣ２２０００」の取得を目指す。また、現地の高級レストランや高級小売店などへ販路を拡大する考え。
　取り組みに向けた融資は、碧海信用金庫（碧南市）と日本政策金融公庫名古屋支店（名古屋市中村区）が担当。融資額は明らかにしていない。


提供：建通新聞社