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　第１回富山県庁周辺エリアマネジメント懇話会が２７日、富山市の県民会館で開かれ、１０〜２０年後の将来ビジョンを官民連携で取りまとめる方針が示された。
　県都の玄関口である富山駅周辺地区と中心商業地区（西町・総曲輪・中央通り）との中間に位置する県庁周辺エリアの魅力や価値を向上させ、県都の格を高めるもの。冒頭、座長の牧田和樹富山経済同友会代表幹事が「ＮＨＫ跡地や県庁前公園を含め、このエリアが大きく変貌するチャンスで、エリアマネジメントを考える価値がある。地域の経済団体、行政と連携しながら進めていきたい」とあいさつ。経済団体代表や学識経験者ら５人で構成し、特別委員に新田八朗知事、藤井裕久富山市長が就いた。
　難波悠東洋大学大学院教授がデトロイトのプランを紹介し、富山商工会議所の品川祐一郎副会長が産業観光の博物館、広場の整備を提案。新田知事は「庁内プロジェクトチームで県庁周辺県有地の有効活用を検討しており、駅から中心商業地区の広い範囲で考える必要がある」と述べた。