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日刊建設タイムズ社
2023/10/30

【千葉】224床の流山八木病院等/東葛北部・南部病床計画/県健康福祉部

 県健康福祉部は、保健医療計画の中間見直しに伴う、東葛北部保健医療圏と東葛南部保健医療圏における病床整備計画の公募結果の詳細を明らかにした。東葛北部では▽(仮称)流山八木病院=開設224床▽(仮称)東松戸福祉医療センター=開設198床▽柏たなか病院=増床224床▽キッコーマン総合病院=増床80床▽新松戸中央総合病院=増床18床▽おおたかの森病院=増床6床▽平和台病院=増床4床――の応募があった。東葛南部においては▽(仮称)鎌ヶ谷北病院=開設150床▽(仮称)習志野共生病院=開設199床▽(仮称)鎌ケ谷おひさま病院=開設199床▽鎌ケ谷総合病院=増床89床▽徳州会病院=増床44床▽東京ベイ・浦安市川医療センター=増床60床▽いけだ病院=増床4床――が提案された。
 杏林会は、流山市の要望に基づき、流山市古間木259―1ほかに(仮称)流山八木病院を開設する計画。救急・総合診療科と内視鏡センター機能を備えることにより、地域の医療機関と連携を図り、地域に貢献していく。病床数の内訳は、急性期74床、回復期150床。
 徳州会は東葛北部において、松戸市立福祉医療センター東松戸病院跡地活用事業として松戸市高塚新田123―13に(仮称)東松戸福祉医療センターを開設する計画を立案。東松戸病院の機能を維持し、在宅、軽症・急病患者の初期治療にも対応できる病院を開設する方針。病床数の内訳は、急性期30床、回復期100床、地域包括ケア48床、緩和ケア20床。
 また、東葛南部では、増加が見込まれる心血管疾患への対応と予後の体制の充実も踏まえ、鎌ケ谷市初富929―6の鎌ケ谷総合病院に回復期89床の増床を計画。さらに、船橋市高根台2―11―1の徳州会病院において今後も長期的に救急医療に取り組むため、高度急性期20床、慢性期24床の増床を申請した。
 葵会は、柏たなか地域の人口増加を見据え、柏市小青田1―3―2の柏たなか病院の増床を提案。病床の内訳は、急性期84床、回復期36床、障害者64床、療養40床。
 キッコーマンは、野田市宮崎100のキッコーマン総合病院における回復期リハビリ病棟の整備などに伴い、急性期46床、回復期34床の増床を希望した。
 明理会は、松戸市新松戸1―380の新松戸中央総合病院における、がん診療機能の充実と診療力向上を目的とし、より高水準な医療を提供していくため、急性期18床の増床を希望している。
 誠高会は、柏市豊四季113のおおたかの森病院において、病床として扱われていないリカバリー室を個室病床6床に転換する計画。
 創造会は、地域における需要の増加を見込み、我孫子市布佐834―28の平和台病院において地域包括ケア4床の増床を予定している。
 
東葛南部医療圏で/鎌ヶ谷北155床ほか
 
 寿光会は、鎌ケ谷市軽井沢2093―30ほかに、回復期と慢性期の機能を持つ(仮称)鎌ヶ谷北病院を開設する予定。病床数の内訳は、療養128床、地域包括ケア22床。
 鴻愛会は、習志野市周辺の病床配分状況を検証し、習志野市東習志野6―7―3に(仮称)習志野共生病院を開設する計画を立案。病床数の内訳は、地域包括ケア99床、療養100床。
 貴志会は、鎌ケ谷市初富848―8ほかに(仮称)鎌ケ谷おひさま病院を開設する計画。不足している病床を補うだけでなく、既存の病院などと連携し、地域包括ケアシステムの要となる病院の整備を目的としている。病床数の内訳は急性期49床、地域包括ケア50床、回復期50床、療養50床。
 地域医療振興協会は、浦安市当代島3―4―32の東京ベイ・浦安市川医療センターについて、高齢化に伴う救急医療ニーズの増加などを踏まえ、急性期20床、回復期40床の増床を計画。
 睦会は、船橋市前原東1―6―4のいけだ病院に関し、敷地内にある旧老健施設の改築などに伴い療養4床の増床が可能と判断した。
 今後は、11月上旬の地域医療構想調整会議で応募者ヒアリングなどを行い、2024年1〜2月頃の医療審議会病院部会における審議を経て、病床配分を決定し、応募者に通知する。k_times_comをフォローしましょう
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