北海道建設新聞社
2023/10/27
【北海道】札幌市の2次まちづくりアクションプラン案/都市空間に6855億円
札幌市が第2次まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン2023案に盛り込んだ600事業の事業費1兆7854億円のうち、「都市空間」が分野別最多の6855億円を積み上げた。道路や公園といったインフラの維持・更新、都心部での再開発補助に手厚く配分している。
同プランは市の最上位計画「まちづくり戦略ビジョン」(22−31年度)の中期実施計画。期間は23−27年度の5年間となっている。
ビジョンと連動したまちづくりの8分野を見ると、「子ども・若者」は120事業で1050億円、「生活・暮らし」は84事業で1990億円、「地域」は47事業で115億円、「安全・安心」は70事業で1140億円を計上している。「経済」74事業に5087億円、「スポーツ・文化」52事業に349億円、「環境」73事業に1268億円、「都市空間」80事業に6855億円を配分した。
事業費が最も多い都市空間分野では、都心のリニューアルに833億3200万円を計上。うち北5西1・西1地区再開発に390億900万円、北4西3地区再開発に200億6700万円、大通西4南地区再開発に82億7300万円、北1西12地区の利活用に向けた大通公園西周辺エリア土地利用検討に25億900万円をみている。
このほか、学校施設新改築は607億1400万円、地下鉄南北線さっぽろ駅改良は129億5700万円、骨格道路網整備等整備は566億2300万円とした。
経済分野では新展示場整備を含む流通機能強化・販路拡大支援に269億5200万円、企業立地促進に85億6800万円を盛り込んだ。
アクションプランはパブリックコメントを近く開始。12月下旬の成案化を目指す。