日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/10/26
【埼玉】伊奈町 24年度の施工へ向け南中トイレ改修設計を進める
伊奈町は過年度から推進している学校施設のトイレ改修事業について、最終工事となる南中学校(小室3001)の施工を2024年度に行う方向で調整する。トイレ洋式化を中心に据えつつ老朽化した設備を改修する計画で、まず23年度内に設計をまとめる見通しだ。設計の策定は片渕設計事務所(さいたま市、電話048−852−1343)が担っている。
町は過年度から順次小中学校のトイレ改修を進めており、本年度は伊奈中・小針中の工事を実施している。来年度に予定している南中の工事を終えれば、現時点で計画している全学校のトイレ改修が完了となる。
南中は校舎棟・屋内運動場など計5棟で構成しており、総延べ床面積8049uを有する。工事内容としては例年と同様のものを想定しており、便器洋式化、床・壁・天井改修、手洗いや照明の人感式化などを予定。そのほか、可能であれば多目的トイレの設置も視野に入れる。
過去の定例会においては、全学校トイレ改修を終えた後の中学校施設維持管理方針として、各学校体育館への空調設置を検討する意向が示されている。いずれの学校体育館も老朽化が進んでいるため、実際に空調設置工事を行えるかどうかは未確定。今後は現況施設の劣化状況調査などが必要になっており、施設の現況を踏まえて今後の方針を具体化する予定だ。