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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/10/27

【埼玉】県・県電業協会 大宮工業高校の生徒を対象に工事現場見学会を開催

 県と埼玉県電業協会は共催で、大宮工業高校の生徒を対象とした工事現場見学会を23日、さいたま市内の同校で開催した。
 この説明会は、建設業界への担い手確保・育成に向けて、高校生に対し自校の電気設備工事の現場見学会を通じて、建設業への興味・理解を深めてもらおうと計画。大宮工業高校で現在行っている給食棟ほか快適HS施設整備電気設備工事を受注している深井電気(北本市、深井正美社長)が協力した。
 県設備課の渋澤真則副課長は「今回の工事は、照明設備を蛍光灯からLEDに変えるもの。どのような工事かを実際に見て体験して理解してもらうとともに、電気工事やそれを行う建設業界にも興味をもってほしい」と期待した。
 当日は、電気科の生徒およそ30人が参加。最初に、設備課の田中滋主幹が同校で行われている電気設備工事の概要を説明。その後、工事を担当した深井社長は「こうした経験もなかなかできないので、きょうは楽しんでほしい」呼び掛けた。場所を給食棟へ移し、照明器具を取り外したり取り付ける作業を、6人が代表して行った。生徒は作業台の上にあがり、電気工事に必要な道具が収められている腰道具を巻いて、重さを体感しながら照明器具の取り付け・取り外し作業を行った。
 視聴覚室で行われた埼電協による事業説明では、人材育成委員会の佐野雄一朗委員長が、「きょう体験していただいたのは電気工事の一部」と述べ、電気工事の計画段階から施工まで、そして電気工事業界で働くための流れなどを幅広く説明。その上で「これからの電気工事業は、情報ネットワークや省エネ・再生可能エネルギーをはじめとした地球温暖化対策など、重要な役割を担う」とし、今後も安心安全の生活やインフラ整備になくてはならない産業だということ強調した。