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　国土交通省九州地方整備局は、名瀬第２地方合同庁舎の整備を進めている。事業期間は津波対策や杭工法等の選定変更により完成は２０２４年度に１年延伸。建設費についても、油含有土の処分等の増額により約６億円増加して現時点で約25億円を見込む。
　建設地は奄美市の名瀬港本港地区で敷地は４２０７�u。建物規模はＲＣ造５階建３３９３�u。入居官署は鹿児島財務事務氏を名瀬出張所、奄美海上保安部、鹿児島地方気象台名瀬測候所。
　建設費の変更要因は、資材相当額（約４億２０００万円）や油含有土の処分（約１億１０００万円）、構造補強（約１億５０００万円）の増額、杭のコスト縮減（約８０００万円）の減額だが、今後も労務単価等の上昇が予想されるため費用増加の可能性がある。
　事業期間では津波対策および液状化対策の構造補強（約３カ月）、コスト縮減となるが工期を要する杭工法の選定による約２カ月の延伸。
　施工業者等は建築が若築建設、電気設備は東邦電気工業、機械設備は隈元冷熱工業、設計は東畑建築事務所、監理は徳留設計事務所が担当している。