県鳥取港湾事務所は2年目を迎えた鳥取港8号岸壁の増深に伴う本体工と上部工事の設計書をまとめて本庁に送付した。工事費は約3億円で、今冬からの工事を目指している。
鳥取港千代地区にある8号岸壁は鳥取市に本社を置く三洋製紙が中心になって船舶を利用しているが、近年は輸送コスト削減のため船舶の大型化が進み、このままでは水深がマイナス5bと浅い8号岸壁の使用が困難になる。
同事務所では昨年度から水深をマイナス6・5b程度にするための工事に入っており、今年度に発注する工事は、本体工が鋼矢板210枚と控鋼杭54本の設置と上部工のコンクリートが356立方bで、84b間を対象にした改良。工期は320日間を予定している。
日刊建設工業新聞