日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/10/24
【埼玉】朝霞市 北朝霞駅西口のロータリー広場化を検討、実証実験など経て設計へ
朝霞市は、北朝霞駅西口前のロータリーを人が滞在して交流できる広場として再整備する。同駅周辺では現在、官民連携事業として駅前に快適な歩行空間を整備する「ウォーカブル化」の方針を検討中。今後ウォーカブル化を推進するためのモデル事業として、まず同駅西口ロータリーを広場化する計画だ。2023〜24年度で設計を策定しつつ、官民で連携を図り整備方針を具体化する。
市は隣接するJR東日本北朝霞駅・東武鉄道朝霞台駅の2駅周辺におけるウォーカブル化を計画中。官民で連携して、将来的なまちづくりの方向性を定める「未来ビジョン」策定、ワークショップや実証実験を行う「北朝霞・朝霞台デザインラボ」を実施している。
ウォーカブル化の一環として、北朝霞駅西口のロータリー再整備へ取り掛かる。同駅前の空間活用を、現在の車を中心とする考えから、人を中心とした活用方針に転換させる予定となっている。
19〜21日には、現在のロータリーを実際に広場として活用する実証実験を実施した。今後はまず広場整備の設計を委託した後、実証実験の結果や未来ビジョンの策定と内容を連携させながら、24年度内に設計をまとめる流れを見込んでいる。