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　横浜市は、豊岡小学校の建て替えによる「（仮称）豊岡町複合施設」の整備について、ＰＦＩの導入が決まれば２０２６年度にもＰＦＩ事業者により設計・施工を開始する方針だ。事業者の募集・選定は25年度となる見込み。早ければ32年度の竣工を目指す。
　豊岡町複合施設には、周辺の公共施設や地域ニーズを踏まえた民間施設が入居する。各公共施設の延べ床面積は、豊岡小学校が約８０００平方�b、鶴見保育園が約１０００平方�b、鶴見区民活動センターが約３００�bとすることを想定している。鶴見図書館については、別途策定する「（仮称）図書館ビジョン」の内容を踏まえて検討。これに加えて、民間施設が入居するスペースも確保する。
　公民連携手法の導入について、過去のサウンディング調査では、ＰＦＩ―ＢＴＯやＤＢＯの提案があった。また、入居する民間施設について、カフェやギャラリー、ラーニングコモンズ、スポーツジムなど幅広い意見が出された。
　複合施設のコンセプトは「つながる学び舎」とし、児童が学ぶのみならず、地域住民が交流できるコミュニティーの場にすることを目指す。
　豊岡小学校の所在地は、鶴見区豊岡町27ノ１。西側の９７２０平方�bを建て替えの敷地とする。用途地域は商業で建ぺい率は80％、容積率は４００％。ＪＲ鶴見駅から約６００�bの場所にある。
　24年度中にもＰＦＩの導入の可否を決める考え。

提供：建通新聞社