日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/10/20
【埼玉】さいたま市桜木駐車場活用、大和ハウス・JR東が優先交渉権者
大宮駅西口から北側に位置した桜木駐車場用地(大宮区桜木町3−1−1ほか、1・8ha)の活用事業者を選定するさいたま市の諮問委員会は、優先交渉権者を「大和ハウス、JR東日本」グループに決める審査結果を市長に答申した。月内に市が正式決定した上で、12月末に基本協定、2024年2月には定期借地権設定契約を結び、同4月に土地を引き渡す。
グループは、代表を大和ハウス工業北関東支社と大和ハウスリアルティマネジメントの2社、構成員にJR東日本が参画する形態。貸付期間35年(運営30年)、年間の貸付料を1億3800万円とみた提案を行った。
施設計画は商業棟、フィットネス棟、オフィス棟、結婚式場・MICE棟、駐車場棟などで構成する延べ床面積3万7573・3uの規模(地上2・3・5階建て)。ウエルビーイングをテーマに、新たな職・文化・生活形態が生まれ、循環していく拠点づくりを目指す。
答申は13日付。付帯意見として、市が整備する広場との連携を深めること、グループ所有の周辺不動産とも連携したまちづくり推進などを要請した。建設では市・県内の事業者活用に配慮することも求めた。
次点の交渉権者は住友商事だった。