10月26日の定例会で予算関連など説明
千曲市と坂城町で構成する葛尾組合(組合長:山村弘坂城町長)は既存の閉炉焼却施設(坂城町中之条)の解体と解体後の跡地にリサイクルセンターの建設を計画。10月26日に開催予定の第2回組合議会定例会に計画の予算と債務負担行為について説明する。
解体する施設は、本体棟(RC造地上4階建て地下1階、延べ床面積2546.99uの規模)、職員控室(SRC造2階建て、延べ床面積427.12u)、焼却灰保管施設(RC造平屋建て、延べ床面積168.66u)、有害ガス処理棟(S造、延べ床面積110.32u)。
跡地に計画するリサイクルセンターは、プラスチックやペットボトルのストックヤード(上山田)と不燃物施設(中之条)の機能を備えた施設を、解体後に3カ年をかけて建設する。現在使用しているストックヤードについては老朽化が著しいものの、跡地利用については「現在時点では未定」という。
同計画については「葛尾組合リサイクルセンター建設工事」の名称でリサイクルプラントメーカー数社に10月2日付で指名通知を送っている。発注方式は総合評価落札方式の入札で設計・施工一括とし、JVを想定。参加資格には、解体と建設の両方に実績要件を求めている。基本計画や書類作成などは八千代エンジニヤリング(本店:東京都)が担当した。
今後のスケジュールは、入札参加資格の提出期限が11月6日、技術提案書・入札書の受付期限が2024年1月16日、落札者の決定は2月上旬。議会承認は3月に臨時会で諮り、契約締結は4月上旬を予定している。工期は27年4月の稼働を目指す。
【案件概要】
工事名称=葛尾組合リサイクルセンター建設工事
工事箇所=坂城町中之条
委託概要=焼却施設解体工事・リサイクルセンター設計、施工一式
履行期間=契約日から2027年3月31日まで(予定)
【スケジュール】
入札参加資格の提出期限=23年11月6日
技術提案書・入札書の受付期限=24年1月16日
落札者決定=24年2月上旬
契約締結=24年4月上旬(予定)
提供:新建新聞社