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日刊建設タイムズ社
2023/10/20

【千葉】早期完成など要望書/県議長と県土整備部長に/県道成田神崎線整備促進期成同盟

 県道成田神崎線整備促進期成同盟は16日、県庁議会棟5階議長応接室と1階第1・2会議室を訪れ、伊藤昌弘・県議会議長と池口正晃・県県土整備部長への要望活動を実施した。要望内容は▽主要地方道成田下総線の早期完成▽成田市と神崎町が担当する成田神崎線の新設工事などに必要な予算・財源の確保と計画的な事業の推進▽県道郡停車場大須賀線の神崎町立野工区と同今工区の新設▽2024年度道路関係予算の所要額の満額確保に向けた働き掛け▽防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源の確保――など。
 成田下総線は、成田国際空港と近隣地域を結ぶ主要幹線道路で、沿線地域の活性化、空港周辺道路ネットワークの構築、首都圏連絡中央自動車道(圏央道)のストック効果の発揮などに寄与する。圏央道神崎インターチェンジ(IC)〜大栄ジャンクションの4車線化が見込まれており、下総ICで圏央道と接続する成田下総線の重要性が高まっている。
 成田下総線のうち、成田市下総地区は全線開通した。
 一方で、未整備区間のうち、成田市土室地区約0・3qにおいては全ての関係地権者から土地境界の同意を得ているほか、成田市大室地区約0・3qの整備のための用地取得を計画している。
 成田市と神崎町は、広域ネットワーク化の推進と神崎町区域の利便性の向上を目的に、成田市下総地区から神崎町立野地区までの区間で成田神崎線を新設する。整備延長は、成田市356m、神崎町1190m。国の防災・減災、国土強靭化のための加速化対策による補正予算を活用し、事業を推進する。
 郡停車場大須賀線について、立野工区と今工区の間にある大貫工区約1・2qを供用しており、立野工区と今工区の早期整備を図る。
 要望活動には、会長の小泉一成・成田市長、副会長の椿等・神崎町長、監事の神ア勝・成田市議会議長、柳智・神崎町議会議長などが参加。また、小池正昭県議、雨宮真吾県議、古橋保孝・県成田土木事務所長、庄司強・県香取土木事務所長などが同行した。

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