土木の認知度向上へ 土木の日にSNSジャック 取組広がる 目指せ土木≠フトレンド入り―。11月18日の『土木の日』に土木≠フSNSトレンド上位入りを目指す動きが、全国に広がっている。全国建設青年会議では、『土木でSNSをジャックするアクション』への協力を決め、全国の会員に周知。(一社)建設コンサルタンツ協会も、事務局から全会員企業にメールで連絡した。国土交通省でも協力する動きが出始めている。
このほか、(一社)土木技術者女性の会は、全会員向けメールニュースで取り組みを呼び掛けるとともに、会の公式X(旧ツイッター)、インスタグラム、フェイスブックでの発信を決定。土木系学科のある全国の高等学校で組織する全国高等学校土木教育研究会(全土研)も、全土研事務局のほか、東日本と西日本の土木教育研究会(東土研・西土研)の事務局を通じて、会員高校に協力を依頼している。
この取り組みは、担い手不足に悩む土木業界の認知度向上と応援を目的に、土木の日に共通ハッシュタグ(#土木の日2023)をつけて、Xやインスタ、フェイスブックで発信しようとするもの。実行委員長のデミー博士(長崎大学職員・出水享氏)は、「私たちの町は土木の魔法≠ナ築かれ、守られているが、土木の世界を知らない人も数多くいる。『土木の日』に、土木の魔法を広め、新たな可能性を切り拓きたい」と、企画意図を説明。
出水氏によると、取り組みの輪は着々と広がり、今回のアクションのためのグループラインには、北海道から沖縄までの建設団体関係者のほか、複数の大学生土木サークルの代表者も参加。16日には九州地方整備局を訪問し、森戸義貴局長と杉中洋一副局長に協力を依頼。関東地方整備局では既に、関係機関への呼びかけなどの協力を始めているという。
実行委員会では、漫画家・イラストレーターの信吉氏や、ダム愛好家・ダムレディの町田奈桜氏の協力を得て、特設ホームページを開設。具体的なアクションの方法や、SNSに投稿する際のデザインシートのデータなどを掲載し、多くの投稿を呼びかけている。
■特設ホームページ(https://sites.google.com/view/d-action2023)