県東近江土木事務所は、早期の修繕工事着工を目標に、県道大津守山近江八幡線上にあるJR跨線橋「金田跨線橋」の橋梁修繕設計業務に取り組む。今月12日に開札した簡易型一般競争入札で、落札した八千代エンジニヤリング梶i東京都台東区浅草橋)滋賀事務所(大津市)を委託業者に決定し、来年6月28日までを履行期間として設計業務をまとめる。
大津守山近江八幡線は、大津市大江の国道1号から近江八幡市友定町の国道8号を結ぶ県道(主要地方道)。
「金田跨線橋」は、近江八幡市西庄町地先で東海道本線を跨ぐ直橋。橋長287bで幅員は8・5b。上部構造は単純PCT桁橋22径間・単純鋼溶接T桁橋1径間の23径間合成橋。下部工形式は、逆T式橋台・ラーメン式橋脚。
架設(1972年)から51年が経過し、昨年度に実施した詳細点検で、上部工の主桁・横桁に腐食が見られ、前回点検時より腐食が進行しており、「道路橋の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態」とする判定区分「V」に位置付けられた。
委託する業務では、過年度の点検結果を基に現状を把握した上で適切な工法を選定し、▽上部工補修設計▽下部工補修設計▽支承補修設計―を行ない、施工計画の立案・作成、概算工事費の算定までを行なう。
提供:滋賀産業新聞