日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/10/18
【埼玉】さいたま市 P−PFI整備運営公募、見沼通船堀は来年度にも
さいたま市みどり公園推進部は、新たな整備・運営手法にParkーPFI(P−PFI、公募設置管理制度)を適用する「さぎ山記念公園」の事業予定者を11月上旬、「岩槻南部新和西地区近隣公園」の同予定者を2024年2月にもそれぞれ選定する。24年度には「見沼通船堀公園」のP−PFI事業者を公募する可能性がある。
既設のさぎ山記念公園(緑区上野田362−1)の総面積4・5ヘクタールのうち、事業対象区域は4・3ha。11月上旬にも事業予定者を決め、24年1月から提案施設の設計・施工を行う。指定管理業務は同4月から。26年10月の全面供用を目指す。事業期間は最長20年間。
新設する岩槻南部新和西地区近隣公園は、都市再生機構の土地区画整理で造成された綾瀬川沿いの1・3ヘクタール(岩槻区美園東1−4)が計画地。24年2月ごろ事業予定者を決め、同3月〜27年3月末まで提案計画の設計・施工を行い、27年4月の供用開始を目指す。事業期間は最長20年間。
見沼通船堀公園は23年度内にも公募開始する考えが当初あったが、24年度以降で調整する。
このほか国土交通省が整備を進めている荒川第二調節池の下流部の河川空間でも国・県一体となった公民連携事業の展開を検討中。当初は24年度に事業者選定する見通しがあったが、調整を続けている。