建設新聞社
2023/10/18
【東北・福島】西郷村が新庁舎建設工事を再公告
西郷村は17日、新庁舎建設工事の制限付き一般競争入札(総合評価落札方式・入札時VE)を公告した。
8月の入札が全社予定価格超過で不調(入札者非公表)になったことを受けての再公告。初回公告時に建築一式工事1500点としていた参加要件を今回の再公告では1200点に引き下げる緩和措置を採ったほか、一部を別途工事化するなど工事内容を若干変更した。
さらに、当初設定していた建設工事費の2023〜25年度債務負担行為41億8000万円について、9月補正予算で4億2000万円を追加し、46億円に増額している。
開札までのスケジュールは、入札参加申請書提出期間が今月23日〜27日、VE提案提出期間が11月21日〜22日、技術提案書および入札書提出期間が12月11日〜13日。技術提案書に対するヒアリングおよび入札は同18日(時間・場所は別途通知)に行う。担当は企画政策課拠点整備係。
参加資格は、村有資格者名簿の建築一式工事に登録され、経営事項審査結果通知書または総合評定値通知書の総合評点が1200点以上であること。さらに、08年度以降で延べ4500平方b以上の庁舎新築・増築工事実績が必要となる。
同村は福島県の南端で栃木県との県境に位置。村中心部の熊倉地区では行政機能や道の駅などの集約を図る「拠点づくりプロジェクト」を進めており、そのメーン事業として1972年建設で老朽化した役場庁舎を改築する。
新庁舎は、西郷村熊倉折口原40地内の現庁舎南西側敷地2万2067・94平方bを建設用地にRC一部S造(耐震構造)2階建て、延べ6196・95平方bで計画し、村内に分散している行政窓口を集約する。各階の配置は1階が窓口や村民ラウンジ、保健センター機能など、2階は事務室や議会機能など。
設計は石本建築事務所が担当。環境性能においてCASBEE(建築環境総合性能評価システム)のAランクを取得している。
本工事は新庁舎建設に係る建築、電気設備、機械設備、昇降機設備一式で、工期は25年11月28日まで。
提供:建設新聞社