日本工業経済新聞社(群馬)
2023/10/17
【群馬】太田市は第8次実施計画を明らかに
太田市は第8次実施計画を明らかにした。主な新規事業には小学校のLED化に4億4000万円、新田テニスコート整備事業に8500万円の事業費を算出している。大型事業では弓道場の建て替え工事に3億6000を概算。八王子山公園墓地整備事業は4億5520万円で敷地の拡張工事を計画する。投資的経費は111億7903万6000円。第8次実施計画は8カ年における基本構想の最終年となるため、2024年度単年での計画となる。
新規事業に掲げる小学校のLED化については2030年に蛍光管の供給が停止する見込みのため、小学校全校を対象に照明のLED化を図るもの。今後、中学校などでも継続的にLED化は進めていく方針。
弓道場建て替えは旧太田東小学校(東本町53ー14)の一角に建設を計画。新たな弓道場はS造平屋で、床面積は800u程度を見込んでいる。23年度は糸井建築設計事務所(太田市)が設計業務を進めている。
八王子山公園墓地整備事業については、増設や拡充を求める声が多く寄せられており、敷地を拡張し新規墓所を造成、分譲することで需要に対応するかたち。
このほかの主な事業は次の通り。
【新田文化会館・総合体育館改修事業】
3億3000万円の事業費を算出。外壁補修や空調改修工事を計画している。23年度は勝山工務所(前橋市)が設計業務を担当。
【スポーツ施設照明改修事業】
老朽化が進むスポーツ施設の照明設備の改修に着手する。事業費は1億3190万円とし、省エネ化や施設利用者の利便性を考慮して改修を行う。太田野球場および薮塚社会体育館での工事を予定している。
【本庁舎設備保全事業】1億9000万円の事業費により、エレベーターの更新工事などを予定する。
【教育関連事業】
小中学校のトイレ改修工事に1億5000万円の事業費を算出し、継続的に乾式化などを進めていく。小中学校防災機能強化事業は8000万円とし、外壁補修などを内容に薮塚本町南小学校、木崎中などで工事を実施する。屋上防水改修事業では8400万円の事業費を充て毛里田中、宝泉東小などの漏水対策を図る。屋外環境整備事業は7500万円により北の杜学園、薮塚本町小などで既存屋外運動場の改修などについて進めていく。
【道路関連事業】
◇一般市道新設改良事業=3億8000万円◇幹線道路整備事業=1億1100万円◇幹線道路舗装補修事業=2億円◇道路維持整備事業=3億3000万円◇道路ストック(橋梁)定期点検・修繕事業=1億2000万円−をそれぞれ事業費として算出している。