北陸地方整備局が、利賀ダム建設事業で今年度に予定するWTO(政府調達協定対象)案件の「利賀ダム本体建設(第1期)工事」は、今月中に公告される見通し。開札は第4四半期となる。
工事概要はダム土工、堤体工、地盤変動域対策工、仮設工。本体の施工は、基礎となる十分な強度の岩盤まで掘削を行った後、RCD工法+拡張レヤ工法を用いてコンクリート打設にあたる。工事は24年度から本格化する。工期は約49カ月。
発注規模は50億円以上となる。
なお、今年度の建設事業費は当初予算が90億円で、補正予算を含めて103億7000万円。24年度予算の概算要求では、事業費として121億8300万円が計上されている。ダム本体工事に加え、工事用道路などの工事が継続される。
建設事業の全体工期は31年度まで。総事業費は約1640億円。事業費ベースの進捗率(22年度末)は約42%となっている。本体実施設計は日本工営が担当。