羽後町建設業協会(後藤裕樹会長)は、建設業のイメージアップにつなげる取り組みとして「みんなの絵が、笑顔をふやすプロジェクト」を企画し、地元の町立羽後明成小学校児童が描いた絵29点を、重機や工事車両の荷台、工事現場の看板などに印刷して掲示した。13日には同校でセレモニーを行い、印刷車両を全校児童にお披露目した。
プロジェクトは、児童の絵を貼って走行する工事車両などが住民の目に頻繁に触れることで、建設業に親近感を持ってもらい、魅力ある職業として人材確保につなげるのが目的。重機・車両を使う際に、児童の絵を貼ったことでより丁寧に扱い、大切に使って長持ちさせる効果も期待する。
セレモニーでは、後藤会長が「皆さんの心のこもった絵が、働く私たちの心をほっこりとさせてくれた」と感謝を述べ記念品を贈呈。児童代表の高橋瑞貴さん(6年)は「工事現場見学の学習で、現場の人たちがみんなのために丁寧に作業している思いを聞いて、建設の仕事ってすごいと思った。私たちの絵を見た現場の人や地域の人が笑顔になってくれるといいなと思う」とお礼の言葉を述べた。
プロジェクトに携わった小野建設の小野雅敏社長は、「この取り組みを来年以降も続けたい。羽後町から他地域へ、そして秋田県全体に波及させたい」と話した。
記念撮影でドローンが高く舞い上がると、児童は歓声をあげ、笑顔で手を振っていた。
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秋田建設工業新聞社