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　福井県建築工業会（上木雅晴会長）は６日、県土木部との意見交換会を開催した。
　福井市大手２丁目の福井フェニックスホテルを会場に、県からは、田中秀樹土木部長、田中忠範土木部副部長（建築住宅課長）、坂川慶介公共建築課長、寺井直大公共建築課参事の４人、工業会からは、上木雅晴会長、西野左武朗顧問理事、小川貞信副会長、豊島高夫副会長ら役員の１６人が出席した。
　冒頭で、上木会長が、県政の日頃の理解と支援に感謝し、「ロシアによるウクライナ侵攻の影響による資材価格の高騰や、人材不足、働き方改革の推進など、課題も多い」と業界を取り巻く現状を伝え、意見交換の重要性を示した。
　県土木部の田中部長（技術）は、「来年には福井・敦賀間の北陸新幹線が開業し、県政が大きく飛躍する１００年に一度のチャンスが到来する。来訪者に福井の魅力を伝え、県民にとっては、安心で住みよいまちづくりに力を貸してほしい。そのためにも、ざっくばらんに意見を交換したい」とあいさつした。
　意見交換では、工業会から、価格変動への対応や総合評価、適正な設計単価の設定など、現場の実情に見合った対応についての要望を出した。これに対し、寺井参事からひとつずつ質問への回答などを行いながら、互いの理解を深め合った。