建通新聞社
2023/10/13
【大阪】大阪府 対馬江大利線事業などを評価
大阪府は10月5日、2023年度第3回大阪府事業評価審議会都市整備部会を開き、都市計画道路対馬江大利線街路事業など3件の事前評価を実施した。今後府民意見を募集し、年度内に対応方針を決定する。対馬江大利線では、現道の拡幅を計画。28年度から工事に着手する予定だ。
対馬江大利線は、京阪寝屋川市駅~主要地方道八尾茨木線間の延長約1・6㌔の都市計画道路。このうち、対馬江東町東交差点~高柳交差点の約0・6㌔を拡幅する。現況の幅員は6・7㍍。バス路線で交通量が多く、狭隘(きょうあい)で自転車や歩行者空間が十分に確保されていない。
拡幅後の全幅は20㍍で、片側3・0㍍の車道を2車線と幅員1・5㍍の自転車専用通行帯、幅員1・5㍍の植樹帯、幅員4・0㍍の歩道を設ける。全体事業費は約46億9000万円。このうち用地費が約31億3000万円で工事費が約13億5000万円(道路築造工約9億8000万円、電線共同溝工約3億7000万円)。
今のところ24~26年度に測量・設計、26~30年度に物件調査と用地買収、28~33年度に工事を実施する予定。
審議会ではこの他、主要地方道大阪和泉泉南線(都市計画道路泉州山手線)(山直工区)道路事業と一般府道大野天野線(都市計画道路大阪河内長野線)(小山田工区)道路事業の事前評価、都市計画道路八尾富田林線(八尾藤井寺工区)街路事業の再評価が実施された。