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　順天堂がさいたま市緑区美園ほか地内に新規整備する大学医学部付属病院は、病棟・検査棟・外来棟・陽子線棟・大学院棟・学部棟に施設構造を分ける分棟方式だ。配置図をまとめた。建屋内の詳細設計、外構計画も含めた図面作成に入る。
　綾瀬川より北側に学部棟、他施設を南側に分棟配置する。外来棟・検査棟・病棟は回遊動線で連携させる。建設地を流れる綾瀬川の景観を生かした療養環境を構築する。
　新病院の機能には▽機動力のある救命救急センター▽高度ながん診断・治療▽感染症対応▽スポーツと医学の融合知による新たな予防医学▽医療スタッフ養成支援▽小児・周産期医療――の六つを整理している。
　順天堂が県に報告している基本設計の期間は11月まで。続く実施設計を12月〜２０２５年２月、建設工事は25年４月〜27年５月ごろまで行う見通し。27年11月に計８００床を開院させる。