徳島県は、県議会9月定例会で追加した補正予算のうち公共事業の国庫補助予定箇所をまとめた。橘港で水深11b航路を計画するなど、工事箇所ごとに追加した予算計50億2507万円を順次執行する。
道路整備課が所管する緊急地方道路整備事業には15億1684万円を追加。うち東部県土整備局徳島庁舎(鳴門庁舎管内も含む)には16カ所に4億1900万円で、小鳴門橋などの橋梁修繕、舗装補修に充てる。吉野川庁舎には10カ所、3億0500万円で、倉羅バイパス、大久保谷橋などの橋梁修繕と舗装補修を行う。
阿南庁舎には3カ所で1億2500万円を充て、那賀川橋などの橋梁修繕と舗装補修。那賀庁舎には5カ所、1億6500万円で、国道193号などの道路流出対策、現道拡幅、舗装補修などを進める。美波庁舎には6カ所、1億5000万円で、芥附海部線と日和佐小野線バイパス、舗装補修に充てる。
美馬庁舎には6カ所、1億6000万円で、中央橋などの橋梁修繕、現道拡幅、舗装補修を推進する。三好庁舎には7カ所に1億9284万円で、京上大橋などの橋梁修繕、国道439号菅生バイパスや山城東祖谷山線現道拡幅、舗装補修を予定している。
都市計画課が所管する公園整備事業は、蔵本公園と鳴門総合運動公園に計13億7240万円。水管理政策課が所管する堰堤改良事業は、正木・宮河内・福井ダムに計1億4283万円。
河川整備課が所管する地震・高潮対策河川事業は、勝浦川・撫養川・福井川・日和佐川で計4900万円、津波・高潮危機管理対策緊急事業は鳴門海岸に5000万円。砂防・気候防災課が所管する通常砂防事業は、那賀町の松ノ木谷、三好市の政友谷とオモ谷に計2000万円。地すべり対策事業はつるぎ町、三好市で計11カ所に計1億7900万円を充てる。
運輸政策課が所管する港湾海岸保全施設整備事業は、今切港海岸、日和佐港海岸、浅川港海岸など計8カ所に4億3400万円。港湾環境整備事業は徳島小松島港に3000万円。港湾補修事業は徳島小松島港、橘港、富岡港の航路など21カ所に11億9700万円。
工事箇所数は、橋梁修繕のように複数を1カ所とする場合を含む。
提供:建通新聞社