高松市は、「高松競輪場再整備事業」の公募型プロポーザル手続きを開始した。DBO(設計、建設、運営)方式を採用し、競輪施設整備の他、余剰地は民間が定期借地方式で活用、民間提案施設などを整備する。参加申請書は11月6〜8日に受け付ける。11月15日に参加資格の確認通知、12月7〜8日に提案書を提出する。12月下旬にプレゼンテーションを経て優先交渉権者を特定、2024年1月中旬に基本契約を結び、3月市議会議決後に本契約を締結する。事業期間は30年間。事業費上限額は75億円。
応募者は▽事業管理業務企業▽設計企業▽建設企業▽工事監理企業▽競輪場維持管理運営企業▽付帯事業者で構成されるグループ。参加資格は設計企業が15年以内に元請けとして完了した収容観客数3000人以上の運動施設か公営競技場の再整備、改修の設計実績など。建設企業は単体か3社以内の特定建設工事共同企業体(JV)。単体はA等級で1200点以上。JVの代表者もA等級で1200点以上、構成員はA等級で1000点以上など。
24年度から28年度にかけて調査、設計、解体、建設に着手し、28年度上期中のグランドオープンを目指す。
競輪施設は収容人員を約1万4000人から約2600人にコンパクト化する。新スタンド棟は鉄骨造見込みで4階建て延べ3829平方b、新選手管理棟は鉄筋コンクリート造見込みで2階建て延べ3332平方b。プレス棟(鉄骨造地下1階地上3階建て延べ959平方b、1991年建設)と選手宿舎(鉄筋コンクリート一部鉄骨造5階建て延べ3057平方b、99年建設)は継続して利用する。
解体する主な施設は中央スタンドが鉄骨一部鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ8491平方b、82年建設。西スタンドが鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ6762平方b、72年建設。北スタンドが鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ3663平方b、70年建設。選手管理棟が鉄筋コンクリート造3階建て延べ684平方b、57年建設。敷地面積は7万5097平方b、そのうち余剰地エリア2万6079平方b。
所在地は福岡町1ノ453ノ4他。
提供:建通新聞社