倉敷市は、プロポーザル手続きを進めていた児島モーターボート競走場スタンド棟施設整備事業の優先交渉権者に大成建設中国支店(設計・施工)を代表企業とするグループを特定した。構成企業はまつもとコーポレーション(施工)、松田平田設計大阪事務所(監理)。10月中の正式契約を目指し協議を進める。提案価格は166億0230万円(税込み)。
同事業は、デザインビルド(詳細設計付工事発注)方式を採用。老朽化している旧耐震基準の第2期スタンドを建て替えるとともに第3期と第4期スタンドを改修し長寿命化を行う。2025年度の一部供用開始、27年9月の事業完了を予定している。
新スタンド棟は、1979年に完成した鉄骨鉄筋コンクリート造6階建て延べ1万7961平方bの第2期スタンドを解体した後、コンパクト化し同造3階建て延べ5696平方bの第5期スタンドとして建設する。
87年に完成した同造6階建て延べ1万3683平方bの第3期スタンドと93年に完成した同造地下1階地上6階建て延べ1万6401平方bの第4期スタンドは全面的に改修する。
現在より約1万2000平方b減少させた延べ床面積約3万6000平方b、座席数2000席、収容人数5000人で再整備する。
所在地は児島元浜町6ノ3。敷地面積は10万8601平方b。
基本設計は安井建築設計事務所(大阪市中央区)が担当した。
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提供:建通新聞社」