横芝光町は10日、「産業用地整備基本計画」に基づき、銚子連絡道路横芝光インターチェンジ周辺41・88haのうち、第1期事業区域のA地区16・63haとE地区2・17haにおける事業化検討パートナーを選定するための公募型プロポーザルを公告した。2024年1月下旬に地権者勉強会で優先交渉権者の選定結果を報告し、覚書を締結。年度内に農林調整に関する協議資料と県営かんがい排水事業計画変更資料を作成し、24年度に地盤調査、境界確認、事業協力者の募集などを行う予定。検討パートナーは、開発行為または土地区画整理事業など事業手法、造成後の土地活用、企業誘致、地権者との合意形成などに関する支援を行う。検討期間は約1年間。
銚子連絡道路の南側にあるA地区とE地区は、農地16・4ha、公共用地1・3ha、その他0・9haで構成されている。非線引き都市計画区域に該当し、用途地域は無指定。関係利権者は75人(9月現在)。
土地利用計画は、複合施設用地6・9ha、産業用地7ha、調整池・公園用地約4・7ha。複合施設用地は、飲食・ショッピング・観光施設などにぎわい拠点、産業用地は、製造業や物流施設など活力空間とする。また、用途地域を工業系に変更する予定。
土地区画整理事業の場合、25年度に調査・設計に着手し、27年度の造成着工、29年度の供用開始・建築工事着手を目指す。概算事業費は、33億6200万円(うち工事費24億6000万円)の見込み。
町と事業者の費用負担については、横芝光インターチェンジ周辺まちづくり推進協議会において決定する。
プロポーザルの参加資格は、土地区画整理組合から委託を受けた土地区画整理事業業務の全部または一部を代行した実績を有し、3ha以上の産業施設整備または商業施設整備に係る開発の実績を有する単体企業または複数の企業で構成するグループ。
今後は、質問書の提出を24日まで受け付け、27日に回答。参加意向表明書などの提出を11月6〜10日に求め、参加資格の確認結果を17日に通知。12月6〜13日に企画提案書の提出を受け付け、19日のプレゼンテーション審査を経て、同月下旬に優先交渉権者を決定する。