七尾市と羽咋郡市広域圏事務組合消防本部は、2025年4月からの消防通信指令事務共同運用へ向け、来年度にシステムの改修整備を計画している。
七尾鹿島消防本部を所管する七尾市と羽咋郡市広域圏事務組合消防本部は昨年3月、広域的な災害対応力の強化や行財政面での効率化を図るため、消防通信指令事務の共同運用に関する基本事項に合意した。119番通報の受信を1カ所に統合し、災害時における消防車両の相互乗り入れや応援体制の円滑化などにつなげる。
共同の消防指令センターは七尾鹿島消防本部・七尾鹿島消防署合同庁舎5階に設置し、災害発生状況などの情報を一元管理する。管轄エリアは七尾、羽咋、中能登、志賀、宝達志水の2市3町。運用に必要な高機能消防指令システムと消防救急デジタル無線の改修に伴う実施設計は七尾市から発注され、ビーム計画設計が業務を担当している。