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　鯖江建設業会・青年部は９月３０日、鯖江高校丹南キャンパスで土木作業の体験イベントを開催した。
　建設業の仕事について実体験を通じて知ってもらおうと、鯖江青年会議所が主催した高校生限定のイベント「Ｓｏ　Ｃ００ｌ　Ｓｕｍｍｅｒ？　Ｆｅｓｔｉｖａｌ　２０２３」に、鯖江市役所ＪＫ課とのコラボ企画として参加。斫りや生コンクリートの体験と、高所作業車の試乗を行った。
　青年部の清水道浩部長は「工業系の高校だけでなく、一般の高校生にもＰＲしたかった」と、企画の意図を話す。
　電動ピックでコンクリートを割る斫り体験をした、福井商業の山田陽菜さんは「重いし、ぜんぜん割れない」と苦心していた。部員の大坂弘昌氏は「斫りは、土木の中でもいちばんメジャーなイメージだと思う。一方で、けっこう大変な作業であることも知ってほしい」と話した。
　ＪＫ課からは「くみちゃん」と「さくまん」（※ニックネーム）が、昨年プロジェクトで制作したオリジナルの作業着に身を包み、生コンクリートを作り、コテで均す体験に熱中していた。
　イベントを主催した鯖江青年会議所の吉田俊一理事長は「高校生を対象にした文化祭の中で、県内の産業にも触れてほしい」と話す。
　土木女子ＰＲプロジェクトを展開するダイバーシティ推進・相談課の川崎千寛主任は「取り組みが、建設業での仕事に就くことへとつながれば」と期待を込めた。