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　10月２日の大阪府議会本会議一般質問で江島芳孝府民文化部長は、大阪公立大学工業高等専門学校移転後の跡地活用について、「寝屋川市の意見も聞きながら、府庁内の関係部局と連携し、有効活用が図れるよう検討する」と答弁した。肥後洋一朗議員（寝屋川市、公明党）の質問に答えた。
　肥後議員は、移転する工業高等専門学校の跡地について、「敷地が10�fと広く寝屋川市駅にも近いため、移転後の開発の方向性によっては将来のまちづくりや都市機能の在り方に影響がある」との認識を示した。その上で、工業高等専門学校用地は府有地であり、大阪公立大学や高等専門学校としても使用する予定がないことを受け、活用・処分に向けた今後の進め方について尋ねた。
　江島部長は、「府の公有財産として有効活用することが重要」とした上で、「府のルールに基づき、まずは府庁内で活用を検討した上で、寝屋川市に取得意向を確認する。最終的には入札などによる処分を検討する」と今後の検討プロセスを説明した。また、寝屋川市から、将来のまちづくりを見据え情報提供などの要望があることを明かし、「市の意見も聞きながら有効活用に向け検討する」と述べた。
　大阪公立大学工業高等専門学校の所在地は、寝屋川市幸町26ノ12。大阪公立大学の森之宮新キャンパス整備事業に伴い、２０２７年春に中百舌鳥キャンパス（堺市中区学園町１ノ１）に移転する計画だ。