社会福祉法人陽風園(金沢市三口新町1丁目8番1号 桶川秀志理事長)は12日、「あけぼの作業所改築工事」の指名競争入札を実施する。
建設規模はS造2階建て延べ1078・78平方メートル(建築面積571・39平方メートル)。今回の施設整備は、1979(昭和54)年に建設した既存建物が老朽化したため、現敷地内で建て替える。
あけぼの作業所は就労継続支援B型事業所(利用定員40人)であり、法人事務局では「利用者が安全で快適に作業できる環境を整えるとともに、利用者の重度化・高齢化に伴う、障害の特性やADL(日常生活動作)に応じた支援を行う」としている。また、ショップ機能を生かした地域交流の場を提供し、「地域に根ざした障害福祉サービスを展開する」と話す。
新施設の完成時期は、2024年3月末を予定している。
設計は、浦建築研究所(同市本多町)が担当。
なお、市は今年度9月補正予算に障害福祉施設整備費補助として1億5000万円を計上。同作業所の建て替えにかかる経費を支援する。