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滋賀産業新聞
2023/10/04

【滋賀】県東近江土木 愛知川「御河辺橋」の架替

 県東近江土木事務所は、地元が永年悲願としてきた愛知川橋梁「御河辺橋(みかべばし、橋長327b)」の架け替えを含む県道雨降野今在家八日市線〔東近江市神田町〜中岸本町工区〕の道路改築事業の実施に向け、橋梁詳細設計業務を8月21日に開札した一般競争入札で落札したキタイ設計梶i本社/近江八幡市安土町)に発注した。
 業務内容は、新設する橋梁(橋長350b、支間長49・3b)の詳細設計並びに新設橋梁北側でT字で交差する左岸堤防道路・県道外八日市線の道路詳細設計L300b。橋梁は、下部工が逆T式橋台2基と張出式橋脚6基、上部工が鋼橋7径間連続合成床版少数鈑桁橋となっている。
 業務委託期間は、313日間(2024年7月頃まで)で、2025年度(令和7年度)の着工を予定している。
 同路線の整備に向けては、2017年12月20日に八日市商工会議所が呼びかけ、東近江市商工会、関係地区のまちづくり協議会、自治連合会、自治会、道路利用企業の代表、市議会議員らが出席して意見交換会を開催。早期整備実現に向けた熱き思いの相次ぐ発言に、即日『県道雨降野今在家八日市線(御河辺橋)整備促進連絡会』の組織化を決定し、2018年2月14日に早速、知事・県議会への要望活動を展開。
 長年、前進が見られなかった状況に経済団体が主体的に関わり、官民並びに地元が一体、総力を結集して活動を推し進めた結果、2018年3月に策定された県道路整備アクションプログラム2018で「事業化検討路線」から「前期着手」に格上げされ、2018年9月補正で概略設計予算を確保し発注。2019年度に延長約2q×3つのルート案を作成し、地元と協議を重ね、次のステップへと速やかに進めるよう2019年度9月補正(債務負担行為)で地形測量の予算を確保した後、道路予備設計(A)に続き、現在は道路予備設計(B)を進めている。
 県道雨降野今在家八日市線は、東近江市の基幹道路として産業・経済の発展に大きく寄与し、生活道路としても湖東・愛東地域と八日市地域を結び重要な役割を担っているが、1968年(昭和43年)竣工の御河辺橋は老朽化から05年(平成17年)より重荷制限がかかり車道部5・4b、歩道部1・5bと幅が狭く、また、中岸本町内でも狭隘から交通事故が多発、更には発生が危惧される大規模災害による通行遮断の可能性も大きく、地元経済界及び地域住民にとって早期整備は『永年の悲願』となっていた。

提供:滋賀産業新聞