建設新聞社
2023/10/03
【東北・岩手】釜石市が新庁舎の建築を再公告
釜石市は「釜石市新市庁舎建設(建築主体)工事」を2日付で再公告した。入札方式は簡易総合評価落札方式。申請書の提出は今月13日までとし、同16日にも入札参加資格審査の結果を通知する。その後、同30日から11月7日まで提案書の提出を求め、同16日に開札し、議会の議決後に本契約を結ぶ。予定価格は事後公表となる。
同工事は、総合評価落札方式により7月に大林組・八幡建設・山元JVを優先交渉権者として選定したが、資材高騰などを理由に同JVが辞退したため、積算単価を見直し再公告したもの。
参加資格は、釜石市の建設工事等請負資格者名簿(市内業者分)の区分が建築Aである者を代表者または構成員として1社以上含む3社以内のJV。
JV代表者および構成員の共通要件は▽同名簿(市内業者分もしくは市外業者分)に登録▽建築一式工事について特定建設業の許可を受けている者▽同名簿登録時の経営事項審査の総合評定値(P)の建築一式が920点以上―など。
JV代表者は国内で2013年4月1日以降において、完成、引渡しが完了した庁舎または庁舎の同種・同類とする建築物で、延べ5000平方b以上の建築物を現場代理人または監理技術者として従事した実績がある者を当該工事に現場代理人または監理技術者として専任で配置できることなど。
同市天神町5の20地内の1万1757・92平方bに計画する新庁舎は、庁舎棟(SRC一部RC、S造5階建て)、車庫棟(RC造2階建て)の2棟合計で延べ8887・45平方b。工事内容は庁舎建設、外構、構内道路工事一式となる。標準工期は24カ月。
佐藤総合計画が基本・実施設計および再公告に伴う積算単価の見直し業務を行った。
落札候補者などの選定に係る審査は、新市庁舎建設アドバイザーの南正昭岩手大学教授を委員長とする選定委員会が行う。審査は入札価格および技術提案、地域貢献などを総合的に評価。評価項目の合計点は200点満点。内訳は価格評価70点、実績評価30点、技術提案評価50点、地域貢献等評価50点。
提供:建設新聞社