山武市は2日、成東中学校校舎改築工事基本構想策定業務委託の公募型プロポーザルを公告した。履行期間は2024年6月30日まで。委託限度額は2035万円。計画校舎は、RC造、延べ床面積5000u程度。改築事業の概算工事費は、新校舎建設工事費約29億円、既存校舎解体工事費約4億円、拡幅予定地造成工事費約9億円、駐車場整備工事費約2億円、工事用進入路整備工事費約1億円。
基本構想には、計画敷地・計画建物の概要、基本理念・整備方針、施設規模一覧表、土地利用計画図、外部動線計画図の案、平面計画比較検討図の案、工事中の安全計画、仮設計画図、インフラ整備計画図、概算工事費資料、全体スケジュールなどを盛り込む。
成東中学校と成東東中学校の統合に当たり、新校舎を建設する。建設場所は、既存体育館を残すことを前提に、既存学校用地2万2787u内、買収予定の学校用地東側拡幅予定地約7000u内、既存学校用地と拡幅予定地の中間地などを比較し、施設全体の整備方針を決める。また、仮設校舎設置の必要性についても検討する。
必要諸室は、普通教室9室、特別支援教室3室、図書室、視聴覚室の機能を含むコンピューター室、技術・美術室、被服・調理室、理科室、音楽室、生徒用男女各更衣室、多目的室、少人数教室3室、 職員室、校長室、会議室、PTA室、職員用男女各更衣室、保健室、配膳室、用務員室、放送室、印刷室、給湯室、教材室、相談室など。
成東中学校は、和田567に所在。建物は▽普通教室A棟=RC造2階建て、延べ床面積1607u、1963年度建築▽普通教室B棟=RC造3階建て、延べ床面積1633u、83年度建築▽特別教室棟=RC造2階建て、延べ床面積595u、94年度建築▽体育館=RC造2階建て、延べ床面積1491u、95年度建築――など。
プロポーザルの参加資格は、市の入札参加資格者名簿に区分「測量・コンサルタント」の業種「建築関係建設コンサルタント業務」で登録され、建築法に基づく一級建築士事務所の登録があること。また、2013年10月2日以降、学校教育法に定める学校のうち、同一の敷地に延べ床面積5000u以上の校舎の新築・改築・増築工事の基本構想策定業務または設計業務を元請けとして受注し、完了した実績を有することなど。
今後は、27日まで参加表明書などの提出を求め、11月2日に審査結果を通知。企画提案書などの提出を10日に締め切り、16日または17日のヒアリングを経て、22日に審査結果の概要を公表する。