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日刊建設タイムズ社
2023/09/29

【千葉】御園橋架け替え推進/袋倉川と船橋印西線を整備/池口県県土整備部長

 池口正晃・県県土整備部長は、25日の9月定例議会一般質問において、県土整備に関する各種質問に答弁した。袋倉川の氾濫対策として、年度末をめどに河川整備について検討するとともに、鴨川河口部の重機進入路の整備検討に着手する。主要地方道鴨川保田線の御園橋に関しては、仮橋と市道迂回路の設置完了後、架け替え工事を進めていく。主要地方道船橋印西線の沿道に小学校が新設されることを踏まえ、一部区間の歩道整備に向けて今年度、測量を実施する。
 川名康介議員(自由民主党千葉県議会議員会)は、袋倉川の氾濫対策と御園橋の架け替え事業について質問した。
 池口部長は「流域の大半が山林で、狭あいな河道が続く」と袋倉川の特性を述べた上で「8日の記録的な大雨によって氾濫し、住宅等が浸水したほか、上流からの竹木の流入と河岸の崩落が発生した。今後は、河道内の樹木伐採や堆積物の撤去を進めるとともに、年度末をめどに流域の特性に応じた河川整備を検討していく。また、鴨川河口部は漁港の護岸が設置されており、重機が河川に降りられる進入路が無いことから、堆積土砂を効率的に撤去できない状況となっており、今後、河口への進入路整備について検討していく」との方針を示した。
 御園橋については「架設から70年以上が経過し、幅員が狭く、耐震性に課題があることから架け替え事業に取り組んでいる」と説いた上で「仮橋に接続する道路用地の借地手続きを進めるとともに、鴨川市においても工事期間中に通行止めとなる市道の迂回路を設置するための用地取得を進めている。今後、仮橋と迂回路を設置した後、現在の橋を撤去した後、新しい橋を架ける」と話した。
 答弁を聞いた川名議員は、袋倉川の河川整備に関して「2019年に続いて同様の被害となっており、被災者から落胆の声が上がっている。一刻も早く対策に着手してほしい」と要請した。
 茂呂剛議員(自由民主党千葉県議会議員会)は、船橋印西線の歩道整備を取り上げた。
 池口部長は「八千代市大和田新田地先の沿道に小学校が新設される予定だが、一部の区間で歩道が未整備となっている。このため、当該区間の歩道整備を行うこととしており、今年度、測量を実施する」と説明。
 茂呂議員は、答弁を受けて「可能な限り、26年4月の開校に間に合うよう歩道整備を進め、少しでも歩行者の安全対策に努めてほしい」と要望した。k_times_comをフォローしましょう
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