日本工業経済新聞社(群馬)
2023/10/02
【群馬】前橋市が西部共同給食調理場を年内一般競争入札
前橋市は西部共同調理場(総社町総社2368−1)の3期目となる大規模改修工事について、年内に一般競争入札での公告を予定している。工種は一括しての発注を見込んでおり、2024年度までの2カ年で工事を進める。3期目の工事費は債務負担行為分を合わせて約2・8億円を設定。全体で7期までに分けての改修を予定しており、4期工事は24年度からの2カ年を想定している。
西部共同調理場はS造2階建て、延べ床面積1638uの施設。1989年に開設された施設で、市の学校給食調理場の中では最も古い施設となっている。大規模改修は老朽化への対応を目的として2021年度に工事着手。これまでに1期と2期工事として施設西側の検収室や食品庫、下処理室などで工事を行っている。
3期目の工事は施設の中央部にある調理室を中心に工事を実施する。床部分のドライシステムの転換や天井部分の改修のほか、機械設備や老朽化している厨房機器の更新なども実施する。23年度に工事を発注し、必要な資材を確保。実際の工事は夏季休暇中をメインに実施したい考え。設計は4期工事分と合わせて山田工務所(前橋市)が受注している。
4期工事は施設東側にある洗浄室での工事となり、24年度から2カ年での実施を想定している。5期は1階、2階にあるトイレなどの水廻りの工事、6期は1階事務エリア、7期は2階の事務エリアや外構部分を対象とした工事を予定。5期、6期の設計は25年度を予定しており、完了後に工事を進めていくこととなる。
市内の学校給食共同調理場は、西部共同調理場のほかに5施設ある。うち、東部共同調理場(荒子町1439−1)が1994年に建設されている。施設規模はS造2階建て、延べ床面積1739uで、他施設が2000年代に建設されているのと比較して老朽化が進んでいることから、西部共同調理場の改修に目途が着き次第の対応を計画している。対応方法については、現在ゼロベースでの検討を進めているところ。