建設新聞社
2023/09/29
【東北・秋田】雨水貯留管新設へ本年度から調査
秋田市は中通、南通、楢山地区を対象とした雨水貯留管の新設を検討している。本年度から1年半〜2年程度で調査・設計を進め、3年程度で建設する。開削工法での工事は難しく、シールドや推進工法の採用が見込まれる。
8月に秋田市など関係自治体で立ち上げた「雄物川圏域流域治水協議会下流圏域分科会」による協議の中で、今後の有効なハード対策のひとつとして検討。市の既存の雨水対策計画の中で、同地区は1時間あたり51_bの大雨の対応を目指しており、これをクリアする口径と延長の施設を設ける。
既成市街地内の工事であること、既設の下水管より深い位置での施工になることから、シールドや推進工法の採用を想定。分科会を経て本年度から地質などの調査に入りたい意向で、調査と基本・詳細設計に1年半〜2年程度、工事に3年程度要すると見込む。総事業費は50億〜60億円程度を試算。
提供:建設新聞社