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秋田建設工業新聞社
2023/09/28

【秋田】沖田面バイパス築造、来年度から用地補償へ/用地測量3件を来月17日開札

 北秋田地域振興局建設部は、国道285号の沖田面地区バイパス築造(上小阿仁村大林〜福舘)に関し、大林の用地測量3件(大林字上村下タL550m・6,600u、大林字上村下タL330m・7,700u、大林字下タ川原L380m・15,000u)を来月17日に開札する。先に委託した沖田面と合わせて計画区間の用地測量がすべて完了することから、来年度に地域住民を対象とした用地説明会を行い、用地補償に着手する。

 同事業はBIM・CIMモデル活用事業で、延長3,880m(W9.5m)のバイパスを築造するもの。現道は第二次緊急輸送道路に位置付けられているが、車道幅員が5〜5.5mと狭く、急カーブや急勾配が続き事故が多発しているためバイパスを築造する。着工時期は用地補償の動向により流動的だが、福舘にある急坂路の解消を先に進めたい意向から、終点の北秋田市側から着手を目指すとしている。総事業費は約42億円で、事業期間は14年度までを予定。

 バイパス区間内には橋梁も2橋、新設する。新橋は起点側(大林)が橋長71.2m、幅員9.5m、終点側(福舘)が橋長62.9m、幅員9.5m規模で、両橋とも鋼2径間連続I桁橋。道路と橋梁の詳細設計は昨年度までに終えており、道路はセントラルコンサルタント、起点側橋梁は大日本ダイヤコンサルタント、終点側橋梁は日本工営がそれぞれ担当した。

提供/秋田建設工業新聞社