県発注の23年度優良建設工事の表彰件数は50件となりそうだ。県土整備部は候補現場に50件を絞り込んでおり、知事決裁を経たうえで10月上旬にかけて正式決定する。
選考の対象は、22年度に完成検査した予定価格500万円以上の土木系614件と建築系147件。今回から土木系最低40件、建築系最低10件の計50件以上を確実に表彰することで、工事成績評定の運用面に配慮し、受賞機会の公平性確保につなげる。
今年度の場合、選定基準点は土木系88点、建築系は85点の設定になった。基準点をクリアした現場から、内規に抵触する現場を除いて土木26件と建築7件を選定。これに基準点未満の現場の中で、各事務所が推薦した土木14件(鳥取4件、八頭2件、中部3件、米子3件、日野2件)と、建築3件(東中西部から1件ずつ)を加えた。
同部県土総務課は、各候補現場の推薦調書をまとめており、10月上旬までには最終決定したいとしている。表彰式典は11月に予定しており、引き続き「土木一般」部門の受賞者に対しては、優良下請け企業の推薦を依頼する。
日刊建設工業新聞