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建通新聞社
2023/09/26

【大阪】「グラングリーン大阪」 先行まちびらきは24年9月 

 三菱地所を代表企業とするJV9社(大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社)が整備を進める「グラングリーン大阪」の先行まちびらきが2024年9月に決定した。範囲はグラングリーン大阪全体のうち、うめきた公園のサウスパーク全面とノースパークの一部、および北街区賃貸棟。南街区賃貸棟は25年春ごろ、ノースパークの一部は27年春ごろに開業する予定だ。

〜皆さんに愛される公園に〜
9月25日に開かれた記者発表会で三菱地所の神林祐一グラングリーン大阪室長は、先行まちびらきまであと1年となるうめきた公園について、「自分の場所として捉えてもらえるような、皆さんに愛される公園になれば」との思いを述べた。
 さらに、「大規模なターミナル駅に直結する大きな公園があるプロジェクトは珍しい」とした上で、「ハード・ソフト両面で環境やこれからのQOLをどのように高めていけるのかを意識しながら検討している。新しい都市開発の在り方を世の中に示していけるのではないか」と期待感を示した。
 また、来館者の具体的な目標はないとしつつも、「(近接する)グランフロントには年間約5000万人が来場している。グランフロントとの相乗効果で同数、または(それ以上)より多くの方に来てほしい」と話した。
 公園の面積は約4万5000平方b。サウスパークとノースパークに分かれており、サウスパークには天然芝を用いた芝生広場(約4000平方b、水盤部分含め約5100平方b)や、大屋根イベントスペース(約1500平方b)などを整備する。また、ノースパークには「うめきたの森」を含む緑豊かな自然を感じられる憩いの空間を設ける他、(仮称)ネクストイノベーションミュージアムや、多目的・飲食スペースなどを整備する。南北の公園は歩行者デッキでつなぐ。
 北街区の賃貸棟の規模は鉄骨一部鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下3階地上26階建て延べ約6万4200平方b。ホテルや中核施設、商業施設を整備する。設計は日建設計、竹中工務店が担当。